赤ちゃんを授かると嬉しさもひとしおですが、すぐに始まるのがつわりです。1人を妊娠していてもつわりは辛いですから、もしかしたら双子だと2倍大変なのでは?と心配になる人がいらっしゃるのではないでしょうか。
特に周囲の人に「双子のつわりは早い時期から始まるし、重いよ」等と言われると、不安になりますよね。
今回は双子を妊娠した時に1人の時に比べてつわりが重いのかどうか、つわりのしくみを含めてご紹介します。辛いつわりの対策方法もご紹介します。
どうしてつわりになるの?
つわりは一般的に妊娠4~5週頃から始まると言われています。なぜつわりが起こるのかという詳しいメカニズムは、実はまだ正確には分かっていないのだそうです。
つわりの原因の一説として、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)というホルモンが妊娠した後にたくさん分泌され、それが原因で吐き気がするようになるのではないかと言われています。他にもストレスでつわりが重くなるという説もあるようです。
つわりはほとんど感じない人もいれば、水や食べ物が受け付けられずに栄養失調や脱水になる妊娠悪阻という状態になる場合もあるなど、個人差があります。
双子のつわりの始まりは早い?重いって本当?
双子は赤ちゃんが2人いるということだから、上記のヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)ホルモンも2倍出るかというと、そういう訳ではありません。
双子のつわりも1人の時と同じように、あくまで個人差になります。ですから、双子のつわりは始まりが早いとも重いとも言えないのです。
双子のつわりは長い?
つわりはだいたい妊娠20週前後に回復してくるというのが通説です。ところが双子がお腹にいると1人の時より胃が圧迫されるため、「つわりが中々終わらなかった」「生まれるまで食欲が戻らなかった」と言われる場合があります。
例えば私の場合は、妊娠7カ月くらいになって双子が胃や肋骨を押すようになり、ほとんど食べ物が食べられなくなりました。この状態を「つわりが長引いた」と表現する人がいます。
友人は逆につわりはほとんどなかったそうなのですが、5ヶ月くらいから「夕食を夜に食べると、消化できなくて寝るときに吐きそうになっていたので17時頃食べていた」と言っていて、出産までそれは続き、座椅子を高くした状態で寝ていたそうです。
つわりが辛い時の対処方法
辛いつわりの時期を乗り切るための、対処方法をご紹介します。
サッパリした物を食べる
つわりの時期は普段気にならなかった臭いがダメになる場合があります。臭いは食べ物が温かいよりも冷たい方が感じづらいので、サッパリ冷たい食べ物がオススメです。
塩分を控えめにして、身体が冷えないようにして下さいね。
食べ物を小分けにして食べる
つわりは空腹になると気持ちが悪くなる場合が多いので、なるべく空腹を感じないように食べられる物を少しずつ食べるように心がけましょう。
ミンティアなど口の中がスーっとなるお菓子で気分が良くなる場合もあります。
気分転換をする
仕事をしている人もお家で過ごしている人も、30分から1時間に1度は違う部屋や外に足を運んで気分転換をしてみてください。ずっと同じ姿勢でいると足のむくみにも繋がるので、むくみ解消にも役立ちます。
もし、つわりで食べ物が食べられない、水を飲むのも辛いといった重い症状の場合は、遠慮せずにかかりつけの産婦人科医にご相談ください。
双子妊娠でもつわりは様々
つわりの重い・軽いには個人差が大きく、双子でほとんど感じなかった人もいれば1人でとても辛い思いをする人もいるなど、本当に様々です。
また、つわりの長さも人によるので、必ずしも双子だから早い時期からつわりが始まるというわけではありません。
つわりは辛いですが、可愛いわが子に会うためにと思って、無理をせず乗り越えていってくださいね。
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